新曲について / 記憶の底に眠るもの

まほろばが今作っている新曲の一つは、実はすでに公演で演奏したことのある、とある公演の序曲として作った曲のフルサイズ版になります。


こんなに早く音源にするとは思っていなかったこともあり、当初事務所との会議でもこの曲はリリース候補曲として上がっておらず、私たちとしても特に触れてはいませんでした。


しかし何かのタイミングで構想がこんこんと湧き出てきたことで、どんどん曲が出来上がっていく、出来上がっていくからリリースしたい、という、スタッフからすればある意味ただ我儘を通しただけという見方もあります。


もちろん完成までには紆余曲折、様々な葛藤もあった訳ですが、この曲が発しているものが今の自分たちとぴたりと重なるところがあり、苦しみと喜びとが常に紙一重な制作となりました。


人が生まれながらに持っているであろう純真な心。

失ってしまったようで、実は今も記憶の底で眠っているだけの、

何にも染まらない無垢な心。


そういったものに焦点をあてた曲です。


それはただの理想で、大人になるにつれ自分を責めてばかりいる日々の中、せめて幼き頃の清らかな自分だけは肯定したい、それだけのことかも知れませんが、


しかしなにかと生き辛い世の中で、自分の中に肯定すべき自分を見つけてあげてほしい。他人の目になど左右されない、ただ生きているだけで肯定されるべき自分がいることを知ってほしい。おこがましくもそんな想いでおります。


新しいはじまりの扉になるような曲になったと思います。

私のように、今この曲を必要としている誰かに、どうか届きますように。


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春 -HARU-

歌・作詞・作曲・編曲|Lyrics and Vocals / Composition / Arrangement

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